SESAMEから引き戸対応スマートロックが登場! 実家の扉の管理がしやすくなった!

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いわゆるスマートホーム機器の中で、最も普及している機器のひとつがスマートロックではないだろうか。スマートフォン一つで施錠・解錠でき、鍵を持ち歩く必要もない。そんなスマートロックがいまや当たり前になっている。さらには、キーパッドや指紋、顔認証で施錠・解錠ができる。ただし、取り残されていたドアがある。それが引き戸だ。

実家などに多い引き戸の鍵

引き戸は、扉を横にスライドさせて開閉する日本古来の建具だ。開き戸と異なり、扉が手前に振れないため、狭い廊下や玄関でも圧迫感がない。日本の住宅に根づいた形式で、特に和室の出入り口や一部のマンションの玄関で今も広く使われている。実際、著者の実家の玄関も引き戸だ。

サムターンが凹んでいるタイプ。この部分の形状は千差万別だ。

問題はサムターン(鍵のつまみ)の動作方向にある。開き戸のサムターンは左右に回転するのに対し、引き戸のサムターンは上下に動く。この構造の違いが、既存のスマートロックを引き戸に取り付けることを不可能にしてきた。引き戸ユーザーがスマートロックを諦めてきたのは、対応製品が存在しなかったからだ。

業界で初めてSESAMEが引き戸を攻略

そこで今回登場した「SESAME 6 Pro 引き戸」だ。上下に動くサムターン専用の機構を新設計し、工事不要・後付けで取り付けることができる。これまでのSESAMEシリーズ同様に、付属の3Mテープを貼るだけで設置が完了し、既存の物理鍵もそのまま使い続けられる。

今回登場した「SESAME 6 Pro 引き戸」。上下する構造となっている。

面白いのはサムターンの位置や厚みに合わせてパーツを調整できる設計だ。本体は上下どちらにでも取り付けることができ、さらに反転させることでサムターンの高さの違いにも対応。標準状態で取り付けられない特殊な鍵には、オーダーメイドアダプターを380円/個(送料・税別)で提供することで対応するという。

横から見たところ。右側がレバーで左の2つの爪でサムターンを上下する仕組み。

実際に引き戸に取り付けてみた

実際に友人宅の実家にあった引き戸に取り付けてみた。引き戸についていたサムターンは低いタイプだったので、爪のパーツを表裏逆転させた。こうすることで、高さのないサムターンにも対応できる。爪の交換は付属の小型ドライバーを使う。細かなネジの付け外しを行うので、明るくて、ネジを失いにくい場所で行うといいだろう。

レバーと爪を反転させるために分解した。ネジは非常に小さいので注意が必要。

裏表交換したら実際にサムターンに当てて見る。しっかり上下に動かすことができた。あとは3Mの両面テープを貼り、「SESAME 6 Pro 引き戸」を固定する。アプリを起動して「SESAME 6 Pro 引き戸」を登録して、閉める位置と開ける位置を設定するだけだ。

両面シールで固定。

回転タイプのサムターンより重いのでうまく動かせるか心配だったが、SESAME 6 Pro、6 Pro miniと同じブラシレスモーターはしっかりしたパワーでサムターンの上下ができた。

爪の稼働範囲をアプリで設定する。

100万回の耐久性と最大500日のバッテリ寿命

「SESAME 6 Pro 引き戸」が搭載するブラシレスモーターは100万回の稼働ができる耐久性を確保。さらに消費電力を旧モデル比1/3に抑えることで、1日200回の開閉を想定しても10年以上の寿命を確保している。

本体下部に電池を収納する。

対応電池は3.0V一次電池(CR123A)と3.7V充電池の2種類。残量が少なくなるとスマートフォンへ自動通知するため、突然の電池切れを防げる。

スマートホームでの連携も可能

「SESAME 6 Pro 引き戸」 はOS「SesameOS3」を搭載し、Matter規格に対応。別売りのHub3と組み合わせると、Apple HomeKit・Google Home・Amazon Alexaとクラウドなしで直接連携できる。ローカルで接続する仕組みなので応答が速く、ネット障害の影響を受けない安定動作が強みだ。

また、Apple Watch(Series3以降・WatchOS7以上)やNFCタグ(iPhone XS以降・iOS13.1以上)での解錠操作に対応。セサミフェイス・タッチシリーズと連携すれば顔認証・手のひら静脈・ICカード・暗証番号による解錠も追加できる。

アプリから引き戸の鍵の施錠・解錠ができた。

しかも驚くことに、価格は4980円と激安。引き戸にありがちな左右と中央3ヵ所にロックがある、という場合でも導入しやすい。これなら実家の引き戸に取り付けることが可能。スマートロックがあれば物理キーがなくても、施錠、解錠できる。例えば、実家の鍵を家族全員が所有するのは管理リスクが高い。しかし、スマートロックならその必要がない。しかも、誰がいつ開け閉めしたのかわかる。離れた物件でも、管理しやすくなるのだ。

公式サイトで購入

この記事を書いた人

コヤマタカヒロ

1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中にストリートカルチャー誌「Boon」でライターデビュー。その後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。寄稿先はモノ雑誌から、ガジェット系Webサイト、家電ニュースサイト、ビジネス系メディアまで、多岐にわたる。執筆以外にアドバイザーなども行う。家電コミュニティ「家電総合研究所」を主催。調理家電のテストと撮影のための空間「家電スタジオ・コヤマキッチン」を用意。米・食味鑑定士の資格を所有。