1本のダクトで2回路使えるパナソニック「OSラインダブル」がより使いやすくなった!

近年、店舗やオフィス、個人宅などで見かけることが増えてるのがダクトレール(配線ダクト)です。配線用ダクトレールは照明器具などの取り付けが可能。必要な位置に必要な数だけスポットライトやペンダントライトなどを取り付けることができます。さらに自由に移動したり、向きを変えるといった使い方もできます。

天井埋め込み型のダクトレール。取り付けられているのは新型の「LEDコンパクトランプ」

さらに近年、照明だけでなくスピーカーやナノイーX発生器も取り付けられるようになるなど、さらに自由度が高まっています。そんな中、パナソニックEW社のダクトレールに注目が集まっています。それが「OSラインダブル」です。

これは、ダクト内部に電源が2回路あるのが特徴です。このことにより、照明は消して、スピーカーだけオンにしたり、スポットライトを消してダウンライトだけをオンにする、といったことが一方のダクトレールでできるようになります。

「OSラインダブル」の断面。上下に回路があるのがわかる。

今回、「OSライン ダブル」の上段回路に照明器具、スピーカー、ナノイーX発生機などが簡単に取り付けれるようになる「照明用アダプタ L型」、LEDベースライト「iDシリーズ」の設置を可能にする「ベース照明用プラグ L型/S型」が登場。より自由度が高く、追懐勝手がアップしています。

左側のように「照明用アダプタ L型」を挟むことで上段回路に接続できる。

現在はオフィス・店舗向けなので一般販売はされていませんが、インテリアと機能を両立する製品として、照明がさらに自由に活躍できるようになりそうです。

おまけ・アーカイブス

パナソニックEW社の配管事業の歴史は1935年から。さまざまな技術で日本の電気工事、配管設備を支え続けています。

この記事を書いた人

コヤマタカヒロ

1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中にストリートカルチャー誌「Boon」でライターデビュー。その後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。寄稿先はモノ雑誌から、ガジェット系Webサイト、家電ニュースサイト、ビジネス系メディアまで、多岐にわたる。執筆以外にアドバイザーなども行う。家電コミュニティ「家電総合研究所」を主催。調理家電のテストと撮影のための空間「家電スタジオ・コヤマキッチン」を用意。米・食味鑑定士の資格を所有。