自宅や事務所にあると嬉しいのがウォーターサーバーです。その昔、出入りしている取引先のオフィスに置いてあって、憧れたのを憶えています。当時は水タンクが大きかったり、電気代が高かったりと、個人事務所や自宅への導入にはちょっとハードルがありました。
しかし、念願がかなって、短期間ではありますが、ウォーターサーバーを使う機会を得ました。今回、お借りしたのは、ドリップコーヒーも淹れられる、富士山の銘水株式会社の「フレシャス Slat+cafe」です。
一日の大半を過ごしている事務所に設置して、実際に使ってみましたが、いつでも、さっと冷たい天然水や温かいコーヒーが淹れられる生活は、本当に快適でした。生活に溶け込み、すでに返したくなくなっている状態です(笑)。そんな「Slat+cafe」のある生活について紹介しましょう。
天然水と淹れ立てコーヒーが楽しめるウォーターサーバー
まずは、今回試用したフレシャス Slat+cafeの「ドリップ機能付きウォーターサーバー」について紹介します。これはコーヒーメーカーと1つになった“2in1”ウォーターサーバーです。本体に収納した天然水をタッチするだけで、冷水、温水、常温水として抽出できます。
最大の特徴が、カフェ機能を内蔵すること。UCCが開発したドリップポッドに対応しており、専用ホルダーにセットするだけでコーヒーなどの抽出ができます。ドリップポッドには紅茶や緑茶などもありますが、それらの抽出にも対応しています。また、市販のコーヒー粉が使える専用の(粉用)フィルターホルダーも付属しているので、市販のコーヒーの粉からの抽出もできます。
本体サイズは幅290×奥行き350×高さ1110mm。キッチンやリビングダイニングのちょっとしたスペースに設置できます。なお、カラーバリエーションはホワイトとブラックがありますが、今回はホワイトを試用しました。リビングに置くならブラックもよさそうです。
朝の1杯がたまらなく美味しい
今回設置したのは自宅そばにある事務所のキッチンスペース。冷蔵庫と家電棚の間にすっぽり入れられました。本体を設置し、電源を接続した後、ウォーターボトルを本体下部に設置したら準備はOKです。初回給水作業と数回のテスト抽出を経て、ウォーターサーバーが使えるようになります。
なお、Slat+cafeに搭載できる天然水は1本9.3L入りで、1箱2本単位で注文できる仕組み。ウォーターボトルは10kg以下で、しかも本体下部に設置するタイプなので、付け替えも簡単でした。しかも飲み終わったあと、容器を小さく畳んで、家庭の不燃ゴミとして捨てることができます。
設置後、ちょっと時間をおいて最初の1杯をいただきました。操作パネルのセンターに、左からHOT、NORMAL、COLDのボタンが並んでいます。NORMAL、COLDはボタンを押すだけで抽出できます。HOTだけは安全製のため、左上のロックボタンを押して、ロックを解除した上でボタンを押す必要があります。
最初の1杯はやはり冷水です。冷水は1.5Lの内部タンクで冷やされているため、グラスに勢いよく注ぐことができます。ボタンは一見するとタッチ式のように見えますが、実際はしっかり押す必要がありました。そして、グラスに注がれた天然水の冷水。これが本当に美味しいのです。
これまではペットボトルのお茶を買って冷蔵庫にいれていたので、あまり水を飲む習慣はありませんでした。しかし、Slat+cafeを借りている期間は、朝、事務所に来るとまずは1杯、冷水を飲むのが習慣になりました。食事のときも冷水なので、その結果としてその期間は、ペットボトルのお茶を買いませんでした。
カフェ機能で温かいお茶やコーヒーも淹れられる
ウォーターサーバーが便利なのは、温水もすばやく出ることです。左上にあるロックボタンを解除すればいつでも温水が出せる。温水の温度は80~85℃(エコモードの場合は70~75℃)なので、手軽にお茶が淹れられます。
さらに紅茶など、できるだけ高温で淹れたい場合は、「REHEAT」ボタンを押すことで約90℃のお湯が抽出できます。いちいちケトルでお湯を沸かす手間がかかりません。個人的に朝食のコーンスープなどを戻すのに重宝していました。
そしてコーヒーです。Slat+cafeには、冷水、温水以外にドリップ抽出ができるカフェ機機能があります。操作パネルの左側にあるCoffee、Green Tea、Teaの抽出モードボタンを長押しするとカフェ機能での抽出が可能に。それぞれにあったプログラムで抽出ができます。
今回は、UCCのドリップポッドをメインで楽しみました。抽出モードボタンを押すと各モードでの予熱が始まります。LEDが点滅している間に、ポッドホルダーにカプセルを入れて、サーバーの左側に取り付けます。
カフェ機能は、UCCのドリップマシンと同等。+-ボタンでカプセルのケースに記載されている抽出量に設定できます。余熱が完了してLEDが緑色に点灯したら、再び抽出モードボタンを長押しすると抽出がスタートします。ドリップが終わったらカプセルを捨てて、ホルダーを洗浄するだけです。
Slat+cafeで淹れたコーヒーは当たり前ですが絶品です。選ばれたコーヒー豆を密閉したドリップポッドに、天然水、そして最適な抽出プログラムで手軽にコーヒーが楽しめました。
朝の1杯や、仕事の間に飲むコーヒーとして重宝しました。カプセルはさまざまな産地のコーヒー豆、ブレンド、緑茶、紅茶など15種類以上あり、その日の気分で選べるのも楽しかったです。
9.3Lの天然水が1本1320円~
約2ヵ月、Slat+cafeがある生活を過ごしましたが、非常に快適でした。サッと冷水が飲める手軽さは非常に魅力的。スーパーにペットボトルを買いに行ったり、冷蔵庫にこまめに入れ直すなどの手間がなくなりました。
なお、利用料金はサーバーのレンタルプランと購入プランが選べます。レンタルプランは天然水1本が、1627円(税込)で、1箱に2本入っているので3254円です。購入プランの場合、17%オフの1本1350円(税込)、2本1箱2700円(税込)で購入できます。
なお、サーバー代は、購入の場合、月額1741円(税込)の36回払い。レンタルの場合は、1320円(税込)ですが、前月に水タンク6本(3箱)以上注文した場合、本体レンタル代は無料になります。
今回は2箱4本の水を用意しましたが、天然水の美味しさと手軽さのせいもあり、思ったよりハイペースで飲んでいました。大人2人が毎日の水とコーヒーの飲用に使って、一月に2、3本で、月額は5000円前後というイメージでしょうか。使用量に合わせて注文する水の量は調整できます。
なお、料理などにも使いたい場合など、水の使用量が多い場合は、水道水を注いで使える浄水型ウォーターサーバーも選択肢です。天然水ではありませんが、浄水カートリッジが定期的に届く仕組みです。富士山の銘水株式会社の「エブリィフレシャス」は定額制(月額3300円~・税込み)で使用できます。こちらもカフェ機能付きモデルを用意しています。
美味しい天然水とコーヒーが手軽に楽しめた
今回利用した「フレシャス Slat+cafe」は様々な温度の天然水が手軽に抽出できるウォーターサーバーです。富士山の標高1000メートル地点で採水される天然水で、希少ミネラルのバナジウムを含んでいるそうです。
月々のランニングコストは決して安いとは言えませんが、在宅時間が長い場合や、リモートワークなどで、自宅で仕事をしているなら、サッと水やコーヒー、お茶が淹れられる手間のなさ、タイパの良さは非常に便利です。
個人的には2Lのペットボトルを定期的に購入しているなら、ウォーターサーバーの手軽さ、便利さを加味すればコストには目をつぶれる気がします。小さいことですが、冷蔵庫の中がペットボトルだらけにならないのもよかったです。
また、UCCのドリップポッド機能も魅力です。ワンタッチで手軽に美味しいコーヒーやお茶が淹れられるので、コーヒーメーカーの機能も叶えてくれます。天然水で淹れた美味しいコーヒーはまさに絶品でした。
そして、朝起きてすぐに飲む、1杯の天然水を特に気に入りました。この1杯のために「フレシャス Slat+cafe」を導入するのもいいと思っています。